「旦那に上手にお願いする」は、通用しない。モラハラ夫に対する感謝や労いは、逆効果!モラハラが悪化する理由を解説します。【モラハラ特徴】
一般家庭ならば、旦那さんをおだてたり、褒めたりする方法で、家事を手伝ってもらったり、何か買いたいものがあれば、買ってもらったりできるのかもしれません。
モラハラ家庭で、そんなことをやってしまうと、モラハラが悪化するだけなのでやめましょう。
では、やってしまうとどうなるか、理由を解説します。
- 「旦那を転がす」「旦那に上手にお願いする」ということの再確認。
- モラハラ家庭で、感謝と労いを実践すると、こうなる。
- 感謝と労いは、一時的に満足させるだけ。
- 一時的な満足を繰り返すと、逆効果の理由。
- あなたのお願いの仕方が悪いわけではない。
- まとめ
「旦那を転がす」「旦那に上手にお願いする」ということの再確認。
子育て雑誌や女性誌には、「旦那さんに〜と言って、上手に手伝ってもらおう」などと、旦那さんに家事や育児をさせるためのテクニックを紹介していたり、ママ友の中には「こんな感じで言えば一発よ!」などと、旦那さんに何かしてもらった成功事例を自慢してくる人もいます。
いわゆる、ちょっと家事をしただけで「ありがとう」と言ったり、旦那のいいところを取り上げて褒めたりして、
そのあとやって欲しいことをお願いするという方法だと思います。
うまくいけば、継続して家事や育児の一端を担ったり、他のお願いごとも聞いてくれるようになったりするのかもしれません。
これをモラハラ家庭でやろうとしても、そもそもできません。
モラハラ家庭で、感謝と労いを実践すると、こうなる。
モラ夫の機嫌が良く、洗い物をしたとき、まず「ありがとう」と一般家庭のように伝えると、当たり前のような顔をして「うん」と言います。
皿を洗うだけでも、モラ夫なりのマイルールがあります。
私は食べ終わった食器を片付ける際、重ねて流しまで持っていきますが、モラ夫的には許せないことでした。
うっすらそのことは知っていましたが、普通ならばそんなに激怒するようなことでもないので、早く食器を運ぶためにも重ねていました。
しかし、それが見つかった瞬間、モラ夫の怒りはピークに達し、皿洗いは終了。怒りを露わにしながら無視が始まるのです。
「ありがとう」は、何の効果もありません。
「忙しかったよね」「頑張ったんだね」と言って、労うと、機嫌良くその場を終えられます。
しかし、数日後、ひどいときは数時間後、モラ夫にとって気に入らない事態が発生すると、労いの言葉は何の効果もなく、怒鳴られたり暴言を吐かれたりします。
感謝と労いは、一時的に満足させるだけ。
モラ夫は、自分に自信がないと同時に、自分を特別な人間だとも思っています。
モラ夫は、他人から感謝されることが当然だと考えています。
この俺がやることなすこと全てが特別であるので、逆に感謝の言葉がないと、「ありがとうは?」と言います。
モラ夫はやたらと「疲れた」と言います。
その「疲れた」は、「この頑張っている俺を認めてほしい」という表れなのです。
モラ語の「疲れた」を訳すと、「頑張っていてすごいと言って」ということになります。
モラ夫が他人のために何かするという行為は、「してやっている」という優越感に浸るためです。それ以外に、人のために何かしてあげたいという純粋な気持ちはありません。
他人に対し、優位に立っていることが目的なので、「してやっている」という気持ちが途切れると継続しません。
基本的に自分に自信がないので、誰かに「頑張ってるね」と労われたり、優越感に浸れると、自尊感情が一時的に満たされます。
一時的な満足を繰り返すと、逆効果の理由。
この感謝と労いを繰り返すと、モラ夫はそれが尚当たり前だと勘違いし、そのぐらい感謝や労われてもいい人物なんだと思い込みます。
基本的に自尊感情が欠如しているため、一時的に満たされても、中毒のように逆に感謝と労いを求めてくるようになります。
よって、モラ夫に向けて「ありがとう」「頑張ってるね」と口にすることは、モラ夫は妻に対し、上の立場であるという認識を強めるだけなのです。
そのような認識が強くなるということは、家の中で常に上の立場の方に接するような態度で、モラ夫に接さなければ激怒されたり、
支配欲が強くなったモラ夫の逆鱗に触れる回数が多くなったりするのです。
まとめると、以下のようになります。
①妻は、モラ夫の行為に感謝や労いの言葉をかける。
②モラ夫の自尊感情が一時的に満足する。一時機嫌が良くなる。
③妻は、感謝と労いを繰り返す。
④俺は上の立場なんだと認識を強める。
⑤モラ夫は、支配するために、怒ってしつけてやろうと勘違いする。どうして上の立場の俺の言うことが聞けないのか理解できなくなる。
⑥妻は、怒鳴られたり、暴言をぶつけられたりする回数が増える。
あなたのお願いの仕方が悪いわけではない。
この状況をモラハラを知らない周りに相談しても、「もっと上手にお願いしたら大丈夫よ!」などと軽く言われるだけです。
モラハラ被害者であるあなたは、自分が悪いと悩むと思います。
でも、あなたのお願いの仕方が悪いわけではありません。
理由は、一般家庭ではないから。
一般家庭ではないと認めてしまった方が、気持ちが楽になります。
だからこそ、一般家庭と同じやり方をしていてはいけないのです。
まとめ
モラ夫は、あなたがやってほしいことだけでなく、家庭に関する手続き、役所関係や子ども関係の手続きといった、モラ夫がやらなければならないことすらしません。
そのうち、このお願い方法に無理が来ます。
あなたは、本当に心の底から、感謝したり、労っているわけではないので、自分が発する言葉に対し、何の効果もなく、ストレスに感じていきます。
最終的には、モラ夫が発する言葉に、どう感謝と労いを交えて返せばいいのか、すぐに言葉を発することができなくなり、
自分の夫と普通に会話することができなくなります。
以上が、モラハラが悪化する過程と理由です。
一般家庭とは異なるモラハラ家庭であるという認識ができたら、今すぐ
「旦那に上手にお願いする」ということに挑戦するのはやめましょう。
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