荷物の持ち出しは、離婚宣告前をおすすめします。注意点やタイミングまとめ【モラハラ離婚調停体験記③】
モラハラ夫は、基本的に自分に対する自信がないと以前の記事でお伝えしましたが、妻が「自分に絶対服従であること」「自分から離れることはない」という自信はあります。
その自信を逆手にとり、離婚準備は慎重にモラ夫に気づかれないよう行いましょう。
私は、夜逃げの如く、自分の荷物を持ち出しました。荷物を持ち出す際の注意点やタイミングをご紹介します。
- 夜逃げの如く、逃げ出さなければならないモラハラ被害者。
- 荷物の引き取りに関する、弁護士からの注意点。
- モラ夫から荷物引き取りの同意を得る言葉を引き出すために、悟られてはならない。
- 近くで監視の可能性あり!引っ越し業者の力を借りて、早急に持ち出しましょう。
- まとめ
夜逃げの如く、逃げ出さなければならないモラハラ被害者。
モラハラ被害者というのはモラ夫により基本的に外の世界から遮断されることが多いようです。
私も実際、実家に帰省することを「交通費がもったいない。その交通費は誰のお金だ?」等ととがめられ、なかなか実家に帰省することもできず、
経済的DVを受けていたため、友人とランチしたり、服等の買い物に気軽に出かけたりすることも抑制されていました。
そのような感じで、家庭という檻に閉じ込められ、日々悪化するモラハラに耐え、自分だけが「おかしい」と思い込まされていきます。
そのため、ふと帰省して、家族や気心の知れた友人と会うと、「その生活っておかしいよ」と指摘してもらったり、自分の生活ってなんなんだろうと気づいたりするようになります。
自分でも、モラ夫の生活は非常に苦しいもののため、「モラハラ」という言葉に出会うときはありますが、本当に自覚するには、家庭外に出たときだと思います。
その頃は限界を迎えるタイミングと同時期であるため、「とにかく逃げなくてはならない!」という気持ちが先に立つのです。
そのため、大きな荷物のことはあとに、先に逃げてくるモラハラ被害者も多いのです。
私も数か月分の服を中心に持ち出し、先に逃げ出した一人のため、残りの自分の荷物を持ち出さなければならないという問題がありました。
荷物の引き取りに関する、弁護士からの注意点。
荷物の引き取りについて、弁護士に相談したところ、以下のことを注意するように言われました。
・相手方の同意を得てから引き取りを行う。
・同意が得られない場合、一旦荷物は諦めて調停にて話し合うことになる。
・弁護士に相談し、離婚手続きを計画していることを悟られてはならない。
→荷物の引き取りに悪影響が出るため。
わずかな荷物しかなかった私はなんとしても許可を取らなければ!と思いました。
モラ夫から荷物引き取りの同意を得る言葉を引き出すために、悟られてはならない。
モラ夫から荷物引き取りの同意を得るために、電話やライン等なんらかの方法で連絡をとらなければなりません。
できればラインやメールといった、こちらの感情をあまり読み取られにくいもので連絡する方法をおすすめします。
妻が家にいない以上、離婚するつもりであることを勘付くモラ夫もいます。そのため、自分の荷物を持ち出さなければならない状態で、離婚を決意した場合、早期に荷物持ち出し問題を解決する必要があります。
離婚するつもりかどうか聞いてくることもありますが、
モラ夫の場合、この時点で妻が離れるわけはないという自信も残っている状態なので、脅しも兼ねて、妻の口から「そんなことはないよ」という言葉を言わせたいがための質問だと推測できます。
この時点で「離婚してください」「離婚します」といった離婚宣告してしまうと、荷物が一生取れない可能性が高いので、なんとかごまかしましょう。
近くで監視の可能性あり!引っ越し業者の力を借りて、早急に持ち出しましょう。
私は引っ越し業者と打ち合わせを行い、モラハウスへ向かいました。
モラ夫は部屋にはいませんでしたが、
その間モラ夫から私のケータイに5回も電話があり、近所から監視されていることを感じました。
監視下にあることもあり、作業時間は2時間が限界でした。
逃げるように去りました。
業者の手際の良さもあって、持ち出したい荷物は幸いほとんど持ち出せました。
まとめ
別居中の荷物の引き取りにはトラブルはつきものです。
タイミングとしては、モラ夫に離婚を警戒される前がベストです。
モラ夫の同意をなんとか得た上で速やかに引き取りに行くことをおすすめします。
同意を得ることが第一歩です。
また、荷物の引き取りの際、離婚を完全に察知したモラ夫との接触は危害を加えられる可能性があるので禁物です。
複数人で行ったり、家族や知人にお願いできるのならお願いしましょう。