あの『鬼滅の刃』と、モラハラがどう関係しているの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、主人公、炭治郎が成長していく過程で、数々のヒントがちりばめられているのです。
前回のヒント①に引き続き、今回も大人気漫画『鬼滅の刃』より、モラハラに遭われている方目線で、その支配された考え方からの脱出のヒントをご紹介していきます。
↓前回の記事は、こちら。
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炭治郎も柱も、セルフコントロールに長けている。
どんどん強くなる炭治郎も、柱と呼ばれる鬼殺隊の中でもめちゃくちゃ強い人たちも、セルフコントロールに長けています。
立ち向かう鬼に挑発されても、自分の実力以上の鬼が出てきて恐怖に打ちのめされそうになっても、一旦落ち着き、自分がどう行動すべきか、相手がどのように行動するのか、素早く分析します。
つまり、自分の一時の感情に支配され続けることはほとんどないのです。
私も何度もモラ夫に泣かされ、「強くなりたい」と呟いたこともありますが、この頃、私が思っていた強さというのは、「モラ夫を言い負かすこと」だったのかもしれません。
しかし、強くなることは目の前のモラ夫に言い返し、言い負かすことではなかったと気づきました。
言い返そうとすることは、モラ夫の怒りに対し、同等の怒りをぶつけているだけ、反応しているだけだったのです。
つまり、相手基準で自分の感情を委ねている状態でした。
この鬼滅に出てくる強い人を見ているとわかるのですが、自分の感情は、自分で決めることこそ、本当の強さなのです。
ただ、反応しているうちは、妻に対し偉そうに言ったり暴言を吐いてしまったりしている自分に自信のないモラ夫と同じ、自分に自信のない他人に感情を決められっぱなしの弱い自分のままです。
人は心が原動力。-心の思うままにやりたいことを口にし、怒りさえも赦す。-
「人は心が原動力」この作品に度々登場するのが、この言葉です。
自分が言葉を発するかどうかもコインの裏表で決めていた鬼殺隊の仲間であるカナヲちゃんに対し、炭治郎は、裏表の仕組みを利用し、
「表が出たらカナヲは心のままに生きる」と決め、実際表が出ると、
人は心が原動力だから心はどこまでも強くなれる‼
と言ってくれます。
また、第1話で、富岡義勇は炭治郎に対し、
怒れ 許せないという強く純粋な怒りは手足を動かすための揺るぎない原動力にもなる
と心の中で唱えます。
心のままに生きるとは、自分のしたいことを口にしたり、怒りという感情も認めてあげたりすることだと思います。
モラハラで支配されている環境下ではしたいことを口にすることも許されないと思います。しかし、夫婦で暮らしているのに、自分の意思を口にすることができないということが「おかしい」状況なのです。
怒りはネガティブな感情です。ネガティブな感情を抱いてはいけないと、まじめなモラハラ被害者は無意識に抑制しているかもしれません。
モラ夫の暴言は許されるものではありません。怒っていいんです。
ただ、上記の項目のように、反応するものではなく、認め、コントロールする感情です。
それを会得するのに、炭治郎もすごく修行を重ねていました。
日々モラハラが進行する中、我慢して耐えるという間違った努力ではなく、心のままに生きる修行に取り組んでいくと、自ずと自分なりの答えが出てくるかもしれません。
まとめ
モラハラ脱出のためには、モラ夫に植え付けられた考え方、自分の思い込みから変えなければなりません。
まずは、どのように思い込んでしまっているのか、気づき、考え方を紹介してきたように変えることで「楽」になります。
人の考え方を変えることは難しいかもしれませんが、繰り返し繰り返し学び、復習することで身についていくと思います。
この『鬼滅の刃』も単にストーリーが面白いだけでなく、こういった目線から見ると、新たな発見があるので、ぜひご一読ください。
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