モラハラ夫と離婚して尚、職場でのパワハラにも遭うことはよくあります。
モラ夫から学んだモラハラ対処術を生かして、職場でのパワハラからも学べたことがいろいろあります。
モラハラ、パワハラに遭ったとき、
「イライラする」「言い返したい」
「無視し返してやろう」
「あいつが間違ったことを言うから言ってやろう」
というような感情が湧いてしまうことはありませんか?
結論から言うと、単純にやり返してはいけません。
では、なぜやり返してはならないのか、やり返したい気持ちが湧いたときどのように気持ちの整理をしたらよいのか順を追って説明していきます。
- モラハラ人間は、言葉が違う。
- 何を言っているか、わからなくていい。
- 言い返すことが無意味な理由。
- 無視しない方がいい理由。
- イライラが止まらないときは?
- 不安な気持ちが止まらないときは?
- 自分で感情を選択すること
- まとめ
モラハラ人間は、言葉が違う。
モラハラ夫含め、モラハラパワハラを行う人を本記事では「モラハラ人間」と呼ぶことにします。
侮辱、無視、威圧といったハラスメントに遭ったとき、
「何を言っているんだろう、この人は」
「意味がわからない」
と、自分の思考が一時停止したことはありませんか?
そうです、その一言は正解なんです。
モラハラ人間の言動は理解不能なのです。
私たちは、自分の経験に基づいて、目の前の出来事を自身の過去の事例に当てはめて判断します。
そこには、勉強したこと、本で読んだこと、自分と関わりのある人から聞いた話も含まれます。
理解できない言動は、あなたという人間のなかには「ない」言葉と行動なのです。
初めて耳にする外国語に直面したときの感覚と似ているかもしれません。
根本的に自分とは「違う」んだと認識した方がいいのです。
何を言っているか、わからなくていい。
真面目なモラハラ被害者は、モラハラ人間の放った言葉を理解しようと頑張ると思います。
それでも、残っているのは、モラハラを受けて「不快」だという気持ちです。
不快な感情をなくすために、モラハラ人間の言動の意味を考えようとします。
わからないものがあると不快です。
私たちは、わからない問題をなくそうと国語や算数の問題を解き、テストを受け、復習し、再度満点を目指すというような教育を受けてきたからです。
でも、人間というのは一人ひとり異なるから、わからないことがあって当然なのです。
自分とは「違う」ものは、いくら自分の脳内を探索したり整理整頓したりしても、わからないのです。
つまり、モラハラ人間のことは、理解しようと努力しなくていいということです。
不快という気持ちが、あなたとは「違う」んだよと教えてくれているサインです。
わかろうとするから、しんどいのです。
一度に考えられることは限られているので、モラハラ人間のことは考えなくていいこととして、他のことを考えた方が有意義です。
言い返すことが無意味な理由。
まず、モラハラ人間は自分が正しい、間違っていないという前提であなたにハラスメントを行います。
そして、あなたの「言葉」が通じないので、モラハラ人間は、話の内容関係なく、ただ「攻撃された」「悪口を言われた」と捉えてしまうのです。
また、モラハラ人間の間違いを「間違いだよ」とわざわざ教えてあげなくてかまいません。
あなたにハラスメントをしてくるような人間が今後何か間違いを犯そうが、それはモラハラ人間自身の問題であなたの問題ではありません。
言ってあげたからといって、今後のモラハラ人間がまたモラハラをしないかどうかはわからないことです。
人間はコントロールできるものではありません。
つまり、言い返すことは、
②間違いを正してあげる必要がない。
ということなので、しない方がいいのです。
無視しない方がいい理由。
無視されたら、無視し返してやる!という感情が湧いてしまうこともあると思います。
無視をするためには、モラハラ人間を目にする度に、「無視をしよう!」とモラハラ人間に向けてエネルギーが必要になります。
そもそも、真面目なモラハラ被害者は、人にはきちんと挨拶をする、返事をするという社会人として基本的なことができる人が多いのではないでしょうか?
よって、無視するという行為は、自身の価値観に背くことになります。
自分の価値観を大切にすると、挨拶や返事をすること自体がモラハラ人間に反応していないことになるのです。
かといって、モラハラ人間に気に入られるように、機嫌をとるように、認められるように、必要以上に会話をする必要もありません。
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イライラが止まらないときは?
イライラは、なんらかの不安に思うことがあって起こる感情です。
今回の場合、モラハラ人間の間違いが正されることなく、自分になんらかの危害が起こったらどうしようと、不安かもしれません。
モラハラ人間のことは基本的にわからないので、ときに自分の望まない結果になることもあります。
しかし、どんなことがあっても、あなたのことはあなたにしか責任が取れません。
例えば、職場でのパワハラの場合、
パワハラにより仮に会社を辞めなければならない事態になっても、別の場所で働くことを止めることはできません。
私は収入を得て生きていかなければなりません。
私が働くという行為をやめない限り、収入は得られます。
私の責任で、私の収入を得るのです。
どんなことがあっても、私自身が生きることを諦めない限り、大丈夫なのです。
そう強く思うと少し収まりませんか?
不安な気持ちが止まらないときは?
イライラのもとになる不安への対処は、不安なんだなと気持ちを受け止めることです。
真面目なモラハラ被害者は、「不安という負の感情を持ってはいけない」と思いがちです。
いろいろ不安に思うと、明日事故に遭うかもしれない、誰かに襲われるかもしれないというところまで行きつきます。
そう考えると何もできませんよね。
生きる上で、不安はつきものです。不安に思ってもよいのです。
不安を否定するから、不安が大きくなります。
堂々と不安を感じることが、自分を受け入れるということにつながります。
自分で感情を選択すること
やり返してやろう!と、イライラしているとき、あなたの頭の中はモラハラ人間のことでいっぱいです。
モラハラ人間の一挙手一投足により、感情が支配されています。
モラハラ人間が怒れば、あなたも怒り、
モラハラ人間の機嫌が良ければ、あなたも機嫌がいい
というような状態です。
モラハラに対して、イライラしてやり返すことを選ぶのも、相手にせず自分が今何をすべきか考えていくことを選ぶのも、自分自身でしていることです。
そう考えると、自分の感情は自分で選べるのです。
モラハラ人間があなたを否定してきても、あなた自身はどう思うのかという感覚を大切にしてください。
まとめ
モラハラ人間は、自分とは言葉も考え方も全く「違う」人間です。
だから、わからなくて当たり前で、意味も考えなくてかまいません。
あなたが言い返すという行為により、コントロールしてあげる義務もなく、
無視して、あなたの価値観を曲げる必要もないのです。
鬼滅の刃の煉獄さんの台詞ではありませんが、
あなたは、あなたの責務を全うするのみなのです。
ここで、ブログから離れていた数ヶ月の間、私が求めていた答えがすべてあるのではないか?と感動した本があります。
こちらの本、今回の事例でも参考になると思いますので、ぜひご一読ください。
また、改めてご紹介する記事を書いていきます。
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