モラハラ夫と『2年』かけて調停をしている間、モラ夫の考えから脱出すべく、モラハラをする側、される側の心理を分析しました。
今回は、モラ夫が何か要求することがあるときの2パターンをご紹介します。
あなたも、このパターンで理不尽な要求を我慢して受け入れていませんか?
「強い俺」で、要求を押し通す。
うちのモラ夫は、「給料は俺の金」を口癖とし、家庭の財布を握りました。
あまりの理不尽さに、私が何か言い返したり、マイルール違反をしたりすれば、
「そんな態度なら金はやらん!」と言われて実際、生活費を渡されないことがありました。
怒る、暴言を吐く、無視する
といった、よくあるモラハラ行為で、
妻に対し、「強い俺」を演じ、従わせます。
「可哀想な俺」を演じて、相手が要求を受け入れざる状況を作り出す。
うちのモラ夫は、家庭内の財布を握りながら、妻の私が月数万円得られる程度のパートを始めると、
「俺だけお小遣いがないのって可哀想だろ?」と言い、お小遣いという名目のお金を要求してきました。
要求を飲まなければ、数日、しゅんとした態度で「可哀想な俺」を演じながら無視し続けます。
この「可哀想な俺」の演技力は凄まじく、無意識のうちにやってのけてしまうので、
モラハラなんて知らない始めのうちは、うっかり騙されてしまうのです。
すべては、「妻のせい」にする罠。
「強い俺」のド定番のセリフは、
「俺を怒らせるからだ」です。
あなたも、聞いたことありませんか?
どこかで学んできたのかと思うぐらい世のモラハラ夫がよく言うセリフです。
モラ夫を「怒らせてしまった」と妻に罪悪感を抱かせます。
「可哀想な俺」の場合も、同様です。
自分がモラ夫の要求を聞いてあげていないせいで、妻がモラ夫を可哀想な状況に追い込んでいる、と罪悪感を抱かせます。
「自分の方が悪い」と思い込まされた、モラハラ被害者である妻は、モラ夫の言うことに従い、どんどん支配されていくのです。
2つのパターンだと分かれば、冷静に判断しよう。
モラ夫の要求は、自分にとって都合のいいことだけ考えたものばかりです。
これには、具体的な内容を示す場合と示さない場合があります。
モラハラ被害者である妻は、どちらも敏感に感じとり、咄嗟にモラ夫の求めるように動いてしまっています。
どちらにせよ、この2つのパターンをまるで二重人格のように使いこなし、なんらかの理不尽な要求をしてくるというのが、モラハラ夫の大きな特徴です。
この特徴を把握しておくだけで、冷静になれる場合があります。
モラハラ被害で悩んでいる方にとって、少しでも”気づき”になれば幸いです。