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【実体験】シングルマザー、父親がいないことの伝え方

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子どもが乳児のときに、モラハラ夫と離婚しました。うちの子は、父親の名前も顔も知りません。

 

子どもが小さいうちに離婚をする場合、父親がいないことに対する説明をどのようにしたらいいのか、みなさん一度は悩まれるのではないでしょうか?

 

これからご紹介するエピソードには賛否両論あるかもしれません。

コレが正解!だとは言えませんが、自分なりに納得しながらひとつひとつ言葉をつむぎ出せた説明だったと思いますので、ご紹介させていただきます。

 

きっかけ:テレビアニメでの家族の描き方に違和感

小さい子が見るアニメには、「家族仲良し」である映像がたくさん出てきます。

最近のアニメでは、父親が積極的に家事を手伝ったり、子どもと遊んだりすることを推進するかのように、父親が家庭に積極的に関わる映像も多いと感じています。

 

うちの子(3歳)もアニメが大好きでよく見ますが、あるとき父親中心のエピソードが出てきたアニメを「もう見ない」と拒否しました。

私に対する態度も、なんとなく後ろめたい印象を受けました。

 

ついに説明しなければならない「とき」が来たんだなと思いました。

 

子どもが自分の話をするタイミング

うちは寝る前に絵本を読みますが、その際、幼稚園であったことやお友だちや先生とのやりとりでうまくいかなかったことをおもむろに話してくれます。

自分の中での違和感を解消して、明日に備えたいのだと思います。

 

自分の話をしてくれると同時に、私の話も聞いてくれるタイミングなのです。

 

落ち着いて、自分の言葉に耳を傾けてくれる時間を狙うとよいと思います。

 

ステップ1 家族の多様性を説明「ちがっていい」「いろんなおうちがある」

「〇〇ちゃんのおうちには、お父さんがいません。」と伝えると、少しびっくりした顔をしました。

おそらくなんとなく察していたかとは思いますが、改めて聞くと驚いたのだと思います。

 

でも、おじいちゃんやおばあちゃんが一緒にいること、お友だちの家族構成のこと(△△ちゃんのおうちには、お兄ちゃんや妹はいない等)などを話し、家族の多様性について伝えました。

 

「違って当たり前だし、いろんなおうちがあるんだよ」

「お父さんがいるおうちもあるし、いないおうちもあるんだよ」

 

合わせて、多様性を知ると、「いろんな人がいるんだとわかっていいことがあるんだよ」と視野を広く持つことで、お友だちとの接し方やコミュニケーションの取り方がわかってくることがあることをなんとなく伝えました。

 

ステップ2 嫌な感情を受け入れていい

人の多様性について伝えても、私だったら真に納得はいかないなと思いました。

「▲▲ちゃんのおうちにはお父さんがいるのに、どうしてうちだけいないんだろう」と、ひねくれた私なら思うはずです。

 

だから、もう一押ししました。

「お父さんがいないことはどう思う?」と聞くと、

「うーん、悲しいなと思う」と返ってきました。

 

まず、「嫌だと思ってもいい」「悲しいなと思ってもいい」と伝えました。

嫌な気持ちを思ってはいけない、悲しいときに悲しいと思ってはいけないと思っていたこと、感情を封じ込めることで、逆に嫌な気持ちが膨らんだことをゆっくりと伝えました。

 

どんな人でも嫌だなと思うことはあるし、悲しいことも当然あります。

気持ちを自己受容できることで、なぜか楽になれる自分に最近になって気づきました。

 

そのことを少しでも、感じ取ってくれたら幸いです。

 

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まとめ

話すタイミングが今日だったのかどうかも正解かはわかりません。

親バカかもしれませんが、うちの子は小さいながら「よく察知し、考える子」だと感じています。

そんな子が父親という存在に対し、少し敏感になっているなと感じ、隠し事をしている(父親がいないという事実を伝えていない)母である私に対し不信感が生まれてはいけないと思い、話すことを決めました。

 

はっきりとした理由はわかりませんが、「どうしてお父さんがいないの?」という質問には至りませんでした。

ただ、気持ちが落ち着いたように見えたので、「子どもでも理解できる説明に徹すること」は自分ではできたのではないかと思います。

 

どちらにせよ、私はこの問題に一生向き合っていくつもりで離婚を決意しました。

私の言葉がどこまで受け止められたのか、受け止めきれなかったのかはわかりませんが、今日は今日。ひとり親としてひとつのステップだったと受け入れます。

 

この子の心に少しでも違和感が生まれたら、消し去ることは難しいけれど、向き合うことはできるので、今日のところはひとつのステップとして受け止め、少しでも前向きに生きられる「言葉」を蓄積し、伝えていけたらいいなと思います。

 

年齢に関わりなく、「私の子」であることに誇りを持って、「この子なら自分で答えを見つけられる」と信頼してあげることが大切だと思いました。

 

こちら↓の本は、調停中に購入した本ですが、「子どもとの向き合い方」について児童精神科医という立場から書いてくれています。

全くこの通りというわけには当然いきませんが、調停成立し落ち着いた今、少し距離を取りながらひとつの意見として参考にして読んでみました。

ぜひ、ご一読ください。

私は、勝手ながら「ひとり親『だから』子どもは健全に育ちます」と読み替えています(笑)

 

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