【状況把握と聞き方】子どもが辛い状況にあるとき、親ができること。【モラハラ離婚調停体験記23】
私がモラハラ離婚を決意したとき、私の両親は積極的に離婚調停に向き合ってくれました。
この両親のおかげで、私は離婚調停中も鬱にならずに乗り越えられたと思います。
自分の子どもが辛い状況にあるとき、どのように接したら子どもの気持ちが楽になるか、
実体験から学んだ、子どもへの接し方のポイントをまとめてご紹介します。
離婚調停だけでなく、子育てにおいても役立つヒントになると思います。
今回は、第一段階!状況把握と聞き方編です。
- はじめに
- 本人も、自分が置かれている状況をはっきり理解できていないという認識すること。
- 子どもの置かれている状況を勉強すること。
- 理解した状況について、感じたことをまっすぐ伝えること。
- 同じ空間に、黙ってできる限り一緒にいること。
- まとめ
はじめに
私は、モラハラ離婚をした立場なので、モラハラ夫と離婚する場合を中心に書いていきますが、
モラハラは一種のいじめなので、パワハラ等いじめに該当するものを受けた場合も、同様の考え方、対応ができると思います。
「モラ夫」を対象のいじめ相手に置き換えてお読みいただければと思います。
まずは、子どもに何が起きているのか聞くこと、状況把握することから始めましょう。
本記事では、はじめの段階でどのような認識で、どのような聞き方がいいのか、ご紹介します。
本人も、自分が置かれている状況をはっきり理解できていないという認識すること。
私は離婚について自分の親に相談したとき、「夫のモラハラに耐えきれなくなったから離婚したい」ということをうまく伝えることができませんでした。
まだまだモラ夫の支配下にあり、自分自身でも自分の状況が把握できておらず、モラハラについて本当には理解が深まっていなかったと思います。
「辛い」「苦しい」という最終的な気持ちを表現する言葉はすぐ出てきます。
夫が私に行ったのは「モラハラ」だという相対的な単語も出てきます。
ただ、具体例を出す等の論理的な話し方ができないのです。
なぜなら、モラハラにより、ひどく精神をいためつけられ、自分は何もできない人間だと思いこまされてしまうからです。
モラ夫は妻を支配するため、外部との接触を断ちます。
家庭内のことを外部の人間に言ってはいけない!とモラ夫からの命令があったり、支配するためにモラ夫は妻が何もできない人間だと思い込ませます。
そのため、モラハラ被害者は、特に人に何か伝えるという行為が苦手になっています。
本人が混乱状態にある、と思って話を聞いてあげてください。
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子どもの置かれている状況を勉強すること。
母は「モラハラ」についてスマホで何度も検索し、勉強したことを紙に書き出していました。
その上で、ネットで調べたモラ夫の特徴とうちのモラ夫との同一性を改めて指摘してくれました。
親自身も勉強して、勉強結果を見えるように伝えてくれると、自分の状況をわかろうとしてくれていると、子どもも安心します。
状況理解の過程を見える化してあげてください。
理解した状況について、感じたことをまっすぐ伝えること。
私が結婚した夫が「モラハラ夫」だったという事実を認識した上で、母は、
「これは他人にはわかりにくいよ」「話をゆっくり聞いて時間をかけないとわからない」
と、自身が理解した過程を振り返って感想を述べました。
そこで、初めてモラハラを他人に伝えることの難しさを感じることができました。
それと同時に、なぜ今まで苦しんでいたのに他人に伝わらなかったのか理由がわかりました。
他人に理解してもらえるまでの過程を伝えてあげると、子どもは安心するし、子どもが別の誰か(弁護士や調停委員等)に話す場合においても、役に立ちます。
同じ空間に、黙ってできる限り一緒にいること。
うちの母は、私が離婚を決めた当初、夜遅くまで私と同じ空間にいてくれました。
テレビを見たり、スマホを見たり、それぞれが別のことをしていましたが、話しやすい雰囲気作りに徹してくれました。
人に何か話すことに対し、完全に自信を失ってしまった私は、何を伝えるにしても、否定されてしまうんじゃないかと怯えていました。
同じ空間にいてくれることにより、自分から話し始めるタイミングを伺うことができました。
子どもが辛い状況にあるとき、聞く姿勢だけは忘れず、同じ空間にいてあげてください。
まとめ
はじめは、精神が痛めつけられているため、子どもはうまく話せません。
知ろうとすること、安心させてあげることを意識してください。
自分だけでどうにかできない問題までも自分だけで解決しなければならない!と思いつめてしまっていた、緊張状態にあった我が子の心が少し和らぐかもしれません。
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