モラハラ被害者は、モラ夫と同様自尊心が低いということは以前こちら↓の記事でご紹介しました。
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モラハラ被害者が子育ての中で気づいた、子どもの気持ちと、子どもの自尊心を高めるために親ができることをご紹介します。
体験談:子どもとお友だちと私の関わり。
うちの子は、保育園に通っています。
ある日、お迎えに行くと、うちの子とお友だちのAちゃんと、先生が出てきました。
その日は、水遊びをして靴がずぶ濡れだったので、
先生に「●●ちゃん、履いて帰る?車まで抱っこしてもらう?」と聞かれました。
うちの子は、「抱っこ!」と答えました。
しかし、その後Aちゃんが、うちの子に靴を履かそうとしてくれて、うちの子も履かない選択はしたものの、なんとなく足を上げて履かせてもらっていました。
私も、そのときはAちゃんの好意を受け取り、「ありがとう」とお礼を言って、その場を終えました。
「自分でしたかった」
その晩、私はふとこのときのやりとりを思い出し、そういえば、うちの子は濡れた靴を本当は履きたくなかったのでは?と思いました。
「ねぇ、●●ちゃん、本当はどうしたかった?」と落ち着いて聞いてみたところ、
「あのね、自分で履きたかったの」と答えが返ってきました。
一見、ほんの小さな出来事ですが、ハッとさせられました。
うちの子は、自分のしたかったことよりも、その場の雰囲気に合わせて、Aちゃんのやりたいことを優先させてしまっていました。
私も人の好意はありがたく受け取るものだと昔から染み付いてしまっている考え方により、なんとなく自分の子の意向をちゃんと聞けていなかったことに気づきました。
「どうしたいか」聞き、それ自体肯定する。
自尊心が低くなったまま大人になると、すべてが他人基準に行動してしまうことから、自分がどうしたいのかさえ、はっきりわからなくなります。
危ないことや人に迷惑をかけることは別ですが、何をどうしたいのか、自分でわかるということをまずは肯定してあげるべきなのです。
今回の場合、「自分で靴を履きたかった」という気持ちをそのまま受け止めてあげることが大切です。
「●●ちゃん、自分で履きたかったんだね」などと復唱してあげることで、気持ちが伝わっているということを子ども本人にも伝わるように示してあげましょう。
こうすることで、以下の練習ができると思います。
★自分は何がしたいのかわかる
★自分の気持ちを口にするということ、
★自分の気持ちを伝えれば誰かが受け止めてくれるということ
②聞き取った内容を復唱し、子どもが自分の気持ちをありのまま認められるよう、サポートする。
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いきなり、「自分で言えばいいよ」はNG。
思わず、「自分で履きたい」とその場で言えばいいんだよ
と伝えてしまいそうですが、
まずは自分の意思を自分で確認し、認めるということが第一ステップであり、
意見を他人に伝えるというのは第二ステップです。
子どもだって、「自分でしたい」ということはなんとなく自分でもわかるけど、
その気持ちを他人に伝えてもいいのだろうか?
伝えても、わかってもらえないんじゃないか?という不安から言いたくても言えないのです。
よって、いきなり「自分でその場で言えばいい」と手っ取り早い解決策を提示してしまうと、「言いたくても言えない自分」そのものをなんとなく否定された気になってしまう場合があるのです。
まずは自分の意思を自分で認識するという第一ステップを大切にしてあげることで、第二ステップに移行してあげられると思います。
自尊心が失われた自身のモラハラ経験
私はモラ夫と同居中、意味不明なマイルールに従わざるを得ない状況になりました。
「当然だろ?」と言う言葉とともに、どんどん渡される生活費が減らされ、家の中で自由に動くことさえ阻まれました。
「言えばいい」「反論すればいい」と周りは思うかもしれませんが、
モラ夫の場合、自分が一番正しいということを信じきっているため、言い返したり、話し合いを求めたりすると、さらに暴言を受けたり、無視されたりします。
それが続くと、私は自己防衛のために、「何も考えないようにしよう」と思考すること自体をやめてしまっていました。
これが、自尊心がなくなる経緯と、結果です。
だから、自尊心を高めることは生きる上で、重要なことなのです。
この経験から学んだこととして、親がまずできることが、上記でご提案した、
したいことを子ども自身で認められるようなサポートです。
まとめ
一番身近な親との関わり方で、子どもの自尊心を高めることもなくすこともできます。
私はモラハラ夫と同居し、自尊心がなくなることの恐ろしさを経験しました。
自分でありのままの自分を認め、自分らしく生きることの大切さを痛感しました。
まずは、小さなことから、お子さんのしたいこと、やりたいことに耳を傾けてくださいね。
私も手探りではありますが、モラハラ被害者だからわかることを「子育てmemo」のカテゴリーで記事にできたらと思います。
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