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モラハラ夫と離婚する方法と流れまとめ。

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モラハラ夫と離婚する方法と流れまとめ。【モラハラ離婚調停体験記22】

モラ夫との生活はもう無理。

離婚したいのに、どうすればいいかわからない。

そんな方のために、モラ夫と離婚するためのステップ、流れをご紹介します。

 

1.家族に現状を相談。

話し合いができないモラ夫との離婚調停は長期間の戦いになる可能性があります。

そんななか、自分の両親や兄弟の理解、協力は、自身の大きな支えとなりました。
家族への相談が難しい方は、信頼できる友人でも構わないと思いますが、誰か心の支えを見つけられると少しでも安心します。

 

結婚を心より喜んでくれた人たちには、とても言いにくいとは思いますが、自分以上に一番自分を知ってくれている人たちに相談してみてはいかがでしょうか?

 

私は、以下のようなことを家族に話し、まずモラハラについてわかってもらいました。
★自分の経済的DVを受けている現状(いくら生活費として支給されていたか等)
★どんな暴言を受けていたか
★ネットに挙げられている、モラハラ夫の特徴といかに一致するか

家族の前で、実際に電話で怒鳴られている場面を目の当たりにしてもらい、緊急性を要する離婚だということをわかってもらえました。

 

2.弁護士に相談。

家族が支えになってくれると非常に心強いですが、それが難しい方はこのステップ2から実戦してみてください。

実際に、調停をしてみて、モラハラ夫との離婚には、弁護士が必須だと私は考えました。 

弁護士をつけた方がいい理由★離婚に関して、法的なアドバイスが得られる。
★家裁に提出する書類をまとめてくれる。
★モラ夫との直接的な連絡が避けられる。

なかでも、モラ夫と直接連絡を避けられるというところが大きなメリットでした。
調停中も、モラ夫から連絡が来ると思うとそれだけで体調を崩してしまう可能性があります。

 

3.別居、荷物の問題の処理。

離婚宣告の前に、同居していた部屋にある荷物はできる限り持ち出したいものです。

詳細は、以下の記事をご参照ください。

 

www.morarikonhint-sumi11re.com

 

 

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4.離婚宣告。

いろいろできる限り準備してからの、離婚宣告です。
この日を婚姻関係破綻日として、財産分与の計算期間とされることもあるようです。

 

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5.住所変更。

調停を申し立てるにあたって、住民票を提出する必要があります。

できたら、調停を申し立てる前に住所変更を済ませておくとスムーズです。

私は県外の土地から実家に戻ったので、どうしても同居していた頃の住所地の役所に行くことができませんでした。

役所に相談し、異例のケースだとは思いますが、書類のやりとりで転居手続きすることができました。

 

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6.受任通知送付。

ここまでできて、弁護士が私の代理人になったという知らせでもある「受任通知」をモラ夫に送ってもらいます。

 

7.調停を申し立てる。

調停を申し立てる手続きは、弁護士がほぼやってくれました。

申し立てて、最初の調停日までに2ヶ月程かかりました。
その間、モラハラに関することや離婚条件等をまとめた主張文書をまとめて、弁護士を通じて家裁へ送付しました。

 

8.離婚条件を詰める。

なかなか話し合いに応じない、資料を提出しないモラ夫に苦労しました。

家庭外では外面のいいモラ夫も、モラハラを加えてきた妻が相手では別です。
暴言こそ吐かれなかったものの、自分の意見を最初に言ってから、あとの手続きや話し合いを無視するモラ夫。
そんなモラ夫に、調停委員も通常の対応は見込めないと判断し、だんだん心象を悪くしていきました。

 

9.調停成立。

自由になれる日です。
離婚届は後々の提出となりますが、法律上調停成立日が離婚日となります。

諦めなければならない条件も、獲得できる条件もありますが、この日までに離婚条件を詰めます。

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10.離婚届提出。

調停成立後、数日経過してから調停調書が送られてきます。

それを持って、市役所へ行き、その場で離婚届を書きました。
調停成立の場合、モラ夫の署名も印鑑もいりません。

証人欄の記入も必要ありません。

 

その場で離婚届を記入する人は珍しいようで、職員の方に驚かれました。
前持って、入手できるので、事前に記入しておくとスムーズです。

 

まとめ

ここまでで、私は2年かかりました。

調停は、基本的に1〜2ヶ月おきの開廷です。公の場での手続きのため、ただでさえ時間がかかりますが、モラ夫の場合更に時間を要する可能性があります。

 

それでも、きちんとした手続きを踏んで約束事を決めた調停での調停調書には法的な力があります。

ちゃんと話し合いに応じないモラ夫だからこそ、時間はかかっても調停での離婚手続きが必要なのです。

 

法的効力を持つ調停調書は、将来的にあなたをモラ夫から守ってくれます。

モラ夫との離婚をお考えの方に少しでも参考になれば幸いです。

 

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