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調停委員を味方に!調停でモラ夫との同席を避ける方法

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調停委員を味方に!調停でモラ夫との同席を避ける方法【モラハラ離婚調停体験記11】

 

こんにちは。

モラハラ夫と2年調停しながらも、一度も顔を合わせず成立させることができた、菫です。

 

前回↓、相手方であるモラ夫との同席を避ける方法を2つご紹介しました。

www.morarikonhint-sumi11re.com

 調停の進め方としては少し異例の対応だったため、今回の「調停委員を味方につけて同席を避けた方法」の方がより現実的かもしれません。

 

 

調停委員の対応が変わる前。

前回の電話調停や双方代理人弁護士のみの出席していたはじめの頃は、

「双方きちんと資料を出すべきだ」

「双方出席して話し合いが必要だ」

との話ばかりでした。

 

いわゆる、通常の対応を見込まれていました。

裁判所から資料を提出するよう要求すれば資料を提出するはず。

裁判所から代理人弁護士に本人(モラ夫)を説得してくださいと言えば、モラ夫からなんらかの反応があるはず。

 

そう思われていました。

 

調停委員の態度を軟化させた、私の行動。

ある瞬間より、調停委員の対応が私の味方に変わったと思うときがありました。

想定される理由は以下の通りです。

 

私が財産資料提出したこと

私はモラ夫が資料を出さない間、自身の財産に関する資料も出せずにいました。

この詳細や理由については、また別記事でご紹介させていただきたいと思います。

 

モラ夫は資料を小出しにしていましたが、ある程度資料が出揃ったところで、自身の財産関連の残高証明書や自分でExcelでまとめた一覧表を丁寧にまとめて提出しました。

 

迅速に資料作成や作業を行ったこと

その他調停委員から指示を受けた資料作成を速やかに作業を行い、速やかに提出しました。

 

真摯に調停に向き合い、解決させたいという姿勢が伝わりました。

 

調停委員の態度を硬化させた、モラ夫の行動

モラ夫が徹底して何もしないこと

モラ夫は、自身の代理人弁護士からの連絡を無視したり、調停委員から指示された資料作成や提出を無視したりしました。

 

モラ夫がモラハラ的な発言をしたこと

婚姻費用の調停が成立する際、成立前にモラ夫が私に支払ったお金を一部返金要求してきたことがありました。

つまり、「一度俺が支払ったお金を返せ」という要求です。

 

「経済的DVを行う」といったモラハラ夫の特徴がありますが、モラ夫は異常なほどお金に執着します。

まさに、上記の発言はモラハラの性格が現れた一例です。

 

このようなことから、弁護士より

「失礼ですが、元ご主人は調停委員より呆れられています」

と告げられたことがありました。

 

真摯に調停に向き合う私と、対応全てをおざなりにするモラ夫に、通常の話し合いは無理だと気づいたときがあったようです。

 

味方になった調停委員が設定してくれた調停日。

財産分与の話がまとまる頃、双方出席するよう呼び出すというのが当初の予定でしたが、モラ夫に通常の対応は無理だと判断した調停委員から、

私と私の担当弁護士、相手方弁護士のみ出席する調停日を提案していただけました。

 

私の事情を聞きたいとのことで、積極的に話を聞いていただけました。

 

調停委員のいる部屋に待ち合い室から移動するというスタイルでした。

相手方弁護士と同席することはありませんでしたが、入れ替わりの際、相手方弁護士とすれ違うことはありました。

 

双方出席の最終調停日、調停委員が配慮してくれたこと。

いよいよ最終調停日、モラ夫も出席する調停で調停委員が配慮してくれたことをご紹介します。

①集合時間を30分ずらした。

②別の階を集合場所とした。

③調停委員が別の階へ移動するスタイルをとってくれた。

④帰る時間をずらした。

⑤モラ夫が帰ったタイミングを教えてくれた。

なかでも、③と⑤は特にありがたい対応でした。

通常、調停委員は固定の部屋で、当事者が移動するスタイルですが、

③のように調停委員が移動するというスタイルに変更していただけたおかげで、

すれ違うことすら避けていただきました。

 

まとめ

調停委員にもよるかと思いますが、調停委員に味方になっていただくには時間がかかることは覚悟した方がいいと思います。

 

それは、モラハラ夫の本性が他人に理解してもらえるまでに時間がかかるのに通じます。

 

モラハラを口では否定していても、家庭内で行われたことを言及していく調停の場では外面を装いきれないようです。

次第に露呈されるモラハラに、調停委員もなんらかの異変を感じるはずです。

 

今回ご紹介した方法としては、以下の2つです。

①どんな形であれ、誠実に調停へ向き合い、指示された資料を速やかに提出したり、何かあれば家裁への連絡を怠らない。

②モラ夫の本性が他人に伝わるタイミングを見計らう。

その結果として、完全に同席を避けることができました。

 

ひとつの事例として参考にしていただけると幸いです。

 


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