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モラ夫との同席を避けたい。調停に出席せずとも、調停に参加する方法。

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モラ夫との同席を避けたい。調停に出席せずとも、調停に参加する方法。【モラハラ離婚調停体験記11】

 

モラハラ夫と2年かけて調停離婚した私ですが、2年一度足りとも顔を合わせることなく、調停成立させることができました。

 

同じ空間にいるのも怖くなってしまったモラハラ被害者の方に、まずは2つの方法を参考にしていただければ幸いです。

 

 

同席を避けたかった理由

調停は、申立人と相手方とで時間を分けて、調停委員が互いの内容を伝えて話し合いを進めていきます。

 

基本的に同じ部屋で向かいあって話すということはありませんが、最初の調停に関する説明等を同席させてしまう場合もあります。

 

同じ日に同じ建物にいるため、帰り道などにすれ違ったり、ひどい人は待ち伏せされる可能性もあります。

 

モラハラ被害者の方なら、同じ理由の方が多いと思います。

 

とにかく怖い。

 

離婚宣告されても、調停を申し立てられても、モラ夫にとって、モラハラ被害者である妻は自分の支配しているモノという認識のままです。

 

モラ夫テリトリーから逃げ出したという時点で、罰を与えなければならないと思ってしまうのです。

家裁という公の場でモラハラを言及していくという行為は、世間体を第一とするモラ夫にとって耐えがたいものです。

 

よって、目の前に私が現れると、威圧される等調停でモラハラに遭う可能性が出てくるのです。

 

【方法①】電話調停で同席を避けた。

モラ夫と県外で別居しており、モラ夫のわがままにより、モラ夫の住所地で調停が始まりました。

詳しくは、こちら↓の記事をご参照ください。

 

www.morarikonhint-sumi11re.com

  

子どもが小さくて移動が困難ということを主な理由とし、代理人弁護士のみの出席で、結果として、同席は避けられました。

 

【方法②-1】移送後も調停へ出席せず。文書にて欠席理由を提出。

私の住所地管轄の家裁に移送したあとも、双方代理人弁護士のみの出席という形をしばらく続けました。

 

モラ夫は第2回調停以降、欠席し、自分の代理人弁護士との連絡も取ろうとはしませんでした。

 

私は、移送後初めての調停で、以下のような内容を理由とし、「調停委員の先生へ調停欠席についてお詫び」という文書にしたため、提出しました。

・同じ建物に来るかもしれないと考えただけで、その恐怖に耐えられない。

・相手方が欠席と伝えられても、全く信用できない。

 

モラ夫は場当たり的に行動するため、

欠席と伝えられても突然現れる可能性もなくはないと想定できました。

 

私も出席して直接調停委員の先生に訴えたいと思いましたが、モラ夫への恐怖があまりにも大きすぎました。

 

電話調停のときから続けてきた、

弁護士を通じて、自分の意見を文書にて提出するというスタイル

しばらく調停に臨みました。

 

【方法②-2】時折、弁護士や調停委員より出席を促されるが、財産分与の話がまとまるまで出席せず。

我々の調停は、モラ夫が資料を提出しないため、どのように財産を開示していくかということが主な争点となっていました。

 

あまりに進まない調停に、当初送付したお詫びの内容は把握しながらも、以下のように調停委員から言われました。

 

・代理人だけの出席では話が進まない。

・肉体的DV案件ではないので、調停日を分けることもしない。

・同じ日に双方当事者に来てもらう。

・顔を合わせることのないよう配慮はする。

 この件を告げられたのが新しい家裁で調停を開始して半年後ぐらいでしたが、この時点で、モラハラがどれだけ恐ろしいものか、調停委員に伝わっていないことを痛感しました。

 

このように言われながらも、

実際は、財産が開示でき、財産分与の話がまとまれば、双方出席してくださいという指示で、

明確にすぐにでも出席するよう言われることはありませんでした。

 

弁護士からも時折「DV案件でも双方出席している」といった内容で出席を促されましたが、明確にすぐ出席するよう具体的な指示はなく、「次回も出席不要です」と言われ続けました。

 

ここまでのまとめ

私は、出席したくても、怖くて出席できませんでした。

①遠隔地の調停なら電話調停という方法を使う。

②具体的な出席指示があるまで欠席し、文書にて意見を提出する。

 

この2つの方法をご紹介しました。

どちらにせよ、調停へ真摯に向き合う姿勢を見せることが重要です。

家裁によっては認めてもらえない方法もあるかと思いますが、自分の身は自分で守るという意味でこんな方法もある!と参考にしていただけると幸いです。

 

次回、調停委員を味方につけて同席を避けられた事例をご紹介します。

 


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