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【後編】転勤族のモラ夫は注意!調停の移送により、調停が長引く可能性アリ!

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【後編】転勤族のモラ夫は注意!調停の移送により、調停が長引く可能性アリ!【モラハラ離婚調停体験記⑧】

 

こんにちは。

モラハラ夫と『2年』かけて調停離婚した、菫です。

 

【前編】では、「移送するかもしれない」と家裁に報告があった時点で、すべての動きがストップするという話までご紹介しました。

新しい家裁で調停が再開するまで何があったか、新しい家裁で再開するとはどういうことなのか、お伝えしていきます。

 

 

 

移送申立てがないままだと、裁判官の職権で、移送が決定することがある。

私としては、調査嘱託がせっかく決定していたので、遠方ではありましたが、移送前の家裁でこのまま調停を続けたいと主張する予定でした。

 

モラ夫は弁護士を無視した状態のため、移送申立てを行うことはありませんでした。

調査嘱託については、調停委員が認めたことであって、裁判官が正式に認めたものではありませんでした。
よって、「まだ話し合いすべき」として、裁判官の職権により、新しい家裁へ移送する!と言われました。

調停委員が認めたことでも、最終判断は裁判官であり、裁判官の判断により認められないといったこともよくあるようです。

これで正式に移送申立待ちとなりました。

 

新しい家裁での調停期日が決定するためにも、数か月かかる。

裁判官による移送が決定し、1ヶ月経過した頃、私の担当弁護士より移送前の家裁に移送状況について確認したところ、移送について例があまりないため時間がかかっているとのことでした。

その一週間後、新しい家裁に移送が完了し、そこからやっと期日を決めるため双方弁護士、調停委員、家裁とで協議することになりました。

その一週間後、やっと決定した期日が移送前に行われた最後の調停から3ヶ月後の日付でした。
季節が変わった頃でした。

私が第2回調停直後に調査嘱託申立書を提出してから、新しい家裁で第1回調停を迎えるまで、計5ヶ月間ただただ何もできず『待つ』だけでした。

問題解決したいのに、調停をしているはずなのに、
何もできない、訴えても聞いてもらえない、ほぼ半年徒らに時が過ぎました。

 

 

 新しい家裁で迎えた第1回調停の状況。

これまでの家裁での記録は引き継がれます。
ただ、新しい調停委員、新しい裁判官のため、全く新しいスタートと言っても過言ではありませんでした。

 

一度決定していた調査嘱託についての話もなくなり、改めて交渉しなければならない状況となりました。

今まで送っていた書類もきちんと読んでくれている調停委員もいるし、そうではない方もいて、それぞれです。

私の担当してくださった調停委員も、女性はきちんと読んでいるような雰囲気でよく話をわかっていただいたと思われましたが、男性の方はあまり読んでいないような感じでした。

 

 まとめ

移送の可能性が出てきた時点で、それまで管轄であった家裁は、移送先の家裁に丸投げし、対応が消極的になることがあります

それまで決定していた手続きなども覆ることがあります。

モラ夫の場合、様々な手続きを無視するといった意思疎通ができないことがあるので、余計に時間がかかります。

家裁が決まらないことには、明確な調停準備もしようがないので、自分の考えを文書にまとめるといった自己完結できる準備しかできず、約半年やきもきするしかありませんでした。

移送後は、新しい調停委員、新しい裁判官となり、よくも悪くも新たなスタートです。

新しい調停委員にこちらの条件や意図が伝わるよう、弁護士と協力して頑張りましょう。

 


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