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【前編】転勤族のモラ夫は注意!調停の移送により調停が長引く可能性アリ!

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【前編】転勤族のモラ夫は注意!調停の移送により調停が長引く可能性アリ!【モラハラ離婚調停体験記⑦】

 

こんにちは。

モラハラ夫と『2年』かけて調停離婚した、菫です。

 

モラハラ離婚調停体験記⑤⑥と関連した、調停長引く要因シリーズです。

 

うちの場合、モラ夫の転勤がわかってから実際に移送するまで約5ヶ月間かかりました。

調停の移送をするとなぜ時間がかかるのか、モラ夫特有の理由も関係してくるのです。

前編、後編に分けてお伝えしていきます。

  

調停の移送とは?

まず、調停の移送について簡単にご紹介します。

 

原則、調停は相手方の住所地にある家庭裁判所が管轄となり、そこに申し立てます。

当事者の事情(今回は転勤という理由)により、当事者からの移送申立という手続きを受け、家裁が適当と認める場合、新しい家裁にて調停を再開できるそうです。

 

「移送するかもしれない」と連絡があった時点で、すべての動きがストップ!

うちの場合、モラ夫の転勤発表前、財産開示のために双方調査嘱託することが決定していました。

 

調査嘱託については、本記事ではざっくり簡単にご説明します。

財産分与のためには双方財産開示が必要です。

財産を開示しない相手に対して、家裁を通じて相手が保有する財産のある金融機関に直接財産開示を要求ができるのです。

私がモラ夫の財産開示要求となる調査嘱託申立書を出します。

その逆で、モラ夫は私の財産開示要求を行います。

これが、調査嘱託です。

家裁や金融機関とのやりとりがあるため、調査が完了するまでに一般的に約1ヶ月かかるそうです

 

私側は、調査嘱託の準備を着々と進め、相手方の転勤発表前には既に調査嘱託申立書というものを移送前の家裁に提出していました

 

その後、モラ夫の転勤が判明し、相手方弁護士より移送前の家裁へ連絡しておく流れになりました。

 

我々としては、調査嘱託申立書も提出し、その後何の動きもなかったので、申立書提出から1ヶ月半経過した頃、そろそろ財産の調査が完了した頃だと思っていました。

 

しかし、相手方より新しい家裁へ「移送するかもしれない」との連絡があったため、調査嘱託の手続きを保留にしている状態となっていました。

 

家裁から「保留にします」といった連絡もありませんでした。

 

移送の可能性が高くなると、家裁としては管轄外の案件との認識が強くなり、それまで決定していたことに対しても、一気に消極的な対応となるそうです。

こういった状況の変化により、対応が異なることは裁判所の手続きではよくあることだと、担当弁護士より言われました。

 

結果として、私たちは調査嘱託申立書を提出したにも関わらず無駄な1ヶ月半を過ごすことになったのです。

 

モラハラ特有の性格が影響し、さらに時間を取ることに。

通常であれば、モラ夫の転勤であり、転勤が決まった時点より、移送申立手続きを取ります。

しかし、こちらの記事↓でご紹介したように、モラ夫は弁護士を無視します。

www.morarikonhint-sumi11re.com

 その結果、相手方弁護士は早く移送申立手続きを取りたいにも関わらず、モラ夫本人の意思確認が取れないため、何もできないという状態に陥っていました。

 

 後編に続きます。

 


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