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マイルールを押し付ける心理と従ってしまう心理。心理を知ると、モラハラ対処法が見えてくる?

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前回まで、マイルール2選をご紹介しました。

一般常識とは異なるものだったり、便利な家電の機能を使ってはいけなかったり、無茶苦茶なマイルール。

 

では、なぜこのようなものに私は従ってしまったのでしょう。

 

 はじめに

2年に及んだ離婚調停中、自分に染み付いてしまったモラ夫の考え方から脱出すべく、モラ夫側と私側の心理、両方から分析しました。

 

すると、もちろんハラスメントを行う方に問題があるのですが、モラハラ被害者ならではの思考法にも問題があったのではないかと気づきました。

 

ここでは、モラハラ加害者を仮名としてモラ男、モラハラ被害者をモラ子と呼ぶことにします。

 

モラ男が、マイルールを押し付ける理由。

マイルールを押し付ける理由については、『モラ夫は、マイルールが大好き』シリーズで何度かお伝えしてきましたが、

 

あなたを支配するためです。

 

支配下に置き、自分の都合の良いように動かすためです。

モラ男は、この思考を無意識のうちに行っています。

 

モラ子がマイルールに従ってしまう理由。

マイルールに疑問や不満を抱きながらも、その通り遂行しようとするのがモラ子です。

 それには、相反する2つの理由があります。

 

①怖いから。

マイルール違反をして、

怒られたくない。

無視されたくない。

 

といった防御機能が働くのです。

 

②決められたルールに従うことで、相手に認められると思い込むから。

こちらが、脱モラハラ!には重要なお話となります。

 

モラ男は、自分に自信がないため、強い自分を演じることで身を守ろうとする、といったことはよく目にします。

 

モラ子も、実は自分に対する自信がありません。

 

それが、モラ男の無茶苦茶なマイルールでも従うことで、自分のことを認めてほしいという承認欲求を無意識のうちに満たしています。

 

支配する側、される側の進行過程と共通する心理。

モラ男は、自分の都合の良いルールに従わせられた!ということで、満足します。

さらなるマイルールを課し、それに従うモラ子を見て、どんどん自尊感情を満たしていきます。

 

一方、モラ子は、マイルールに従い、結果として怒られずに済んだり、ときに褒めてもらえたりすることで、一瞬は自尊感情が満たされ満足します。

だから、また従ってしまいます。

 

ここで注目したいのが、この互いの「自尊感情」

 

お互い、相手の行動によって、自分という存在を認めているため、互いが相手に振り回されている状態なのです。

 

自分で自分を認めているのではなく、自分を他人に委ねているのです。

 

厳しい言葉を使うと、要はモラ男もモラ子も『無責任』ということです。

 

もともとモラ男にだけ都合のよい無茶苦茶なルールであるため、モラ子にだんだん無理が生じていきます。

 

無理だと思いながらも、この主従関係は、どちらかが自分が『無責任』だと気づくまで、またはモラ子が限界を迎えるまでモラハラは進行していきます。

 

まとめ

マイルールを押し付ける側も、従ってしまう側も、実は双方「自尊感情」の欠如が原因でした。

 

互いの『無責任』さが生み出したものが、マイルールであり、それがモラハラに繋がっていくのです。

 

次回、私なりにこの心理に基づいて考えた、脱モラハラ!マイルールに従わないようにする対処法をご提案します。

 

あなたなら、この心理を見て、どんな対処法を思いつきますか?

 


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