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コロナ禍におけるモラハラ悪化の理由。モラハラ離婚をした立場から考えてみた。

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こんにちは。

 

2年の調停期間含め、約5年モラハラ夫と関わり苦しめられ、無事調停離婚を果たした菫(すみれ)です。

 

昨今のコロナ禍。夫の在宅勤務。外出自粛。

「コロナDV」という恐ろしい言葉も生まれましたが、私も、今モラ夫と暮らしていたら悪質なモラハラに苦しめられていただろうと容易に想像できます。

 

モラハラ夫とのコロナ自粛生活で何が起きるか、なぜこの状況でモラハラが悪化するのか、私なりに考察してみました。

 

 

支配欲が増したモラ夫と24時間離れられない。

モラ夫は、「他人よりも優れている俺」を他人と比較して感じとり、精神の安定を図ろうとします。

そのため、外面は非常に良く演じきり、家の中に一歩入れば妻に対して暴言や威圧により、自分の方が上の立場であるということを示そうとします。

 

◆◆家の外で優位性を保つモラ夫の例◆◆

・妻を連れて買い物に行く

⇒結婚していることを周囲の人にアピールするため。(そのため、バラバラに買い物ができず常に隣を歩かなければならない)

・仕事中、同僚や後輩に、仕事での成功体験を他人からの自分に対する賞賛を交えて自慢する。

⇒例えば、「あのお客さんは、部長じゃなくて俺のことを信用してこの商品を買ってくれた」など

 

ところが、外出自粛によりその手段が遮断されてしまうと、家の中で今まで以上に優位性を求め始め、支配欲が高まるのです。

 

そのため、より「妻を定期的に叱らないといけない」という勘違いが生まれるのです。

 

そこから、マイルールを増加させます。当然無茶苦茶なルールのため、妻はそのルールに違反します。

常に監視下に置き、叱るタイミングを見計らうのです。

 

密室で暴言威圧が繰り返されていくと、モラハラ被害者である妻は自由に行動できなくなり、王様と奴隷という主従関係が生じていくのです。

 

その結果、今まではモラ夫が帰宅後や休日だけ耐えてきたものが、さらに支配欲が増したモラ夫により毎日24時間緊張状態に強いられてしまうのです。

 

マイルールが大好きなモラ夫

モラハラ夫の特徴として、「マイルールが大好き」というものがあります。

実際、コロナウイルス蔓延前の私の結婚生活のときでさえ少なくとも30ほどのマイルールに縛られた毎日でした。

その中に「光熱費節約のため、家の中で一箇所に集合しなければならない」というルールがありました。

モラ夫はケチで光熱費の節約は異常なまでにこだわり、一人暮らしのときの電気代や水道代を基本料金に抑えていました。

電気をつける箇所を一箇所にするため、リビングや寝室問わず、モラ夫がいる部屋に、私の別の用事があろうと集合を命じられました。

 

違反し、別の部屋で家事などすると、「こっちに来いと言っているだろ!」と威圧されました。

 

コロナ蔓延前でさえ、このような感じなので、コロナ禍のモラ夫はとても恐ろしいものだと想定できます。

 

離婚を考えているモラハラ被害者は、何をすればよいか。

コロナウイルス感染防止のため、県の越境自粛要請があることもあり、実家にも帰ることが難しく、別居のための引っ越しもためらってしまうかもしれません。

今まだ我慢ができるかもしれないと思える方には、虎視眈々とモラハラの証拠を集めることをおすすめします。

モラハラは目に見えないものということから、実際のところまだまだ家裁の場でそれほど重く認識されていません。

だからこそ、少しでも目に見える証拠が必要です。

 

・日記(日時、場所含め行動を事細かく)

・ボイスレコーダーで暴言を録音(スマホのアプリでもOK)

・配偶者暴力相談支援センター等公の機関に相談し、相談した記録を残しておく。(電話がしにくい状況であれば、メールで相談できるところもあるようです)

 

また財産分与のことを見据えて、モラ夫の口座を把握しておくこともおすすめです。

うちのモラ夫もそうでしたが、口座開示を拒否するモラ夫も多く、そうなると調停が長引いてしまいます。

家の中にモラ夫がいる時間が多いときですが、モラ夫が一人で買い物へ行くとき、寝ているとき等比較的安全な時間を狙って、通帳を見てどこの銀行にどのぐらい残高があるのか、できる限り詳しく調査をしておくことをおすすめします。

 

コロナをきっかけにわかった単なる価値観の不一致による離婚ではなく、モラハラという精神的DVによってやむなく離婚を選択したということを裁判所の場で少しでも認識してもらえるよう準備期間だと思うと、少し心が楽になるかもしれません。

 


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